12機VS134機、年間生産数でF-35に圧倒されるJ-20

香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は、中国軍の需要を満たすためにはステルス戦闘機「J-20」の生産スピードを引き上げる必要があると報じている。

月産1機のJ-20はF-35と差が広がるばかり?

中国は昨年、台湾空域を管轄する東部戦区空軍機関の精鋭部隊、芜湖湾里空軍基地に駐屯する第3戦闘機師団第9航空連隊にステルス戦闘機「J-20」を正式に配備したが、香港の軍事専門家によれば中国空軍の需要を満たすためには少なくとも100機から200機のJ-20が必要になると話した。

中国はJ-20のプロトタイプを含めて、2019年末までに50機前後のJ-20を製造したと言われているが、新型エンジン「WS-15」の開発が遅れているため製造された機体には中国製「WS-10B」もしくはロシア製「AL-31」が搭載されて、超音速飛行時の操作性とステルス性能が低下している。

現在、成都飛機工業(集団)公司で製造されているJ-20の生産スピードは月産1機で、これは新型エンジン「WS-15」が完成するまで生産スピードを意図的に押さえている可能性が高い。

中国のJ-20がライバル視する米国のF-35ライトニングⅡは大規模な生産が始まっており、昨年だけで134機を生産した実績をもち、今年はそれを超える量を生産する予定で2025年までに中国周辺へ約200機前後のF-35が配備される。

そのため中国はJ-20の生産スピードを引き上げる必要があるのだが、新型エンジン「WS-15」の完成は早くても2026年以降になるため、性能の劣るエンジンを搭載したJ-20の生産スピードを引き上げる決断を下すのか注目されている。

※アイキャッチ画像の出典: Alert5 / CC BY-SA 4.0 J-20

最新記事をチェックしよう!