英陸軍、戦車の装甲を透明に変える新コンセプト「ストリートファイターII」発表

英国陸軍は最近、都市部で歩兵との共同作戦を効率的に進められるよう設計された主力戦車「チャレンジャー2」の新コンセプト「ストリートファイターII」を披露した。

360度の視界が得られるIronVisionを搭載したチャレンジャー2

この「ストリートファイターII」には、昨年の9月にイスラエルが発表した試作装甲戦闘車に採用されていたエルビット・システムズ製「IronVision X線システム」が搭載されているのが最大の特徴だ。

このシステムは車体に搭載された数多くのカメラから得られる映像を合成し、ステルス戦闘機F-35のために開発された「ヘッド・マウント・ディスプレイ」を通じて戦車の周囲360度、ハッチを開けること無く見渡すことができ、車両の死角から攻撃を仕掛けやすい都市部での戦闘に役立つことが期待されている。

さらに砲塔上部にはミリ波レーダーによる自律誘導が可能な対地ミサイル「ブリムストーン」が搭載されているため、20km以上離れた目標を破壊することが可能だが、都市部での戦闘に、このようなミサイルが役立つのかは謎だ。

ただ、この新コンセプト「ストリートファイターII」は実際に製造する予定はなく、公開された動画に登場する英陸軍の伍長は「この革新的なコンセプトが現実のものになることを願っている」と話した。

因みに、イスラエルは試作装甲戦闘車を発表した際、米軍を含めた多くの国が興味を持っていると主張し、将来、開発される戦闘車両に同車が示したコンセプトが採用される可能性を示唆したが、本当にその通りになってしまった。

もし、この様なシステムが一般化すれば、さながらゲームセンターにある大型ゲームマシーンと見間違えてしまうだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:7th Army Training Command from Grafenwoehr, Germany / CC BY 2.0

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